「お金の罠」に騙されず、本当の幸せを掴むためのNISA投資術【第7話】

【前回のあらすじ】
孤独のフェーズに入った僕が、まず第一に行ったこと。それは**「お金(支出・浪費)の見直し」**でした。
自分1人の時間を確保したことで、人生について深く見つめ直すようになり、「無駄なものを削ぎ落としたい」という強烈な欲求が湧き上がってきたのです。お金との接し方を根本から改め、無駄な固定費や浪費を徹底的に排除しました。
今回は、そうして生み出した「攻めの資金」をどう動かしたのか。僕が実践した**「NISA投資」**についてお話しします。
漠然とした恐怖を捨て、未来のために踏み切る
第1話や前回の話で登場した、節約や浪費の見直しによって「捻出したお金」。これに加えて、僕は毎月の給料の一部をNISA投資に回すことに決めました。
きっかけは、YouTube動画や本を通じて「NISA投資の圧倒的な重要性」を知ったことです。
(主にYouTubeの『S&P500ガチホニキ』さんや『大人の貯蓄革命チャンネル』さんを貪るように見、書籍『彼はそれを「賢者の投資術」と言った』や『仕事と人生を豊かにする8つの哲学』を読み漁る中で、投資への興味が確信に変わりました)
投資を始める前の僕は、株価の暴落や乱高下するニュースばかりを見て、漠然としたリスクへの恐怖から何も手をつけられずにいました。
しかし、今の日本はインフレに伴う物価高が続いているにもかかわらず、賃金は横ばい。実質賃金は低下し続けています。この状況で、超低金利の銀行預金にお金を預けっぱなしにしていることは、**「現金の価値が目減りしていくのを黙って眺めているのと同じ」**だと気づいたのです。
副業を始めることも頭をよぎりましたが、長期的な目線で考えたとき、まずは毎月一定額を投資し、特定の株式を保有し続けることで**「お金がお金を生む仕組み(複利の力)」**の土台を先につくるべきだと判断しました。
NISAの鉄則:『長期保有・リスク分散・低コスト』
膨大な情報の中で、僕が導き出したNISA投資において最も重要なエッセンスは、**「長期保有」「リスク分散」「低コストの投資」**の3つに集約されます。
これを軸に、僕はNISAの口座開設から買付、そして入金の自動化までを一気に進めました。
① 低コストの投資:ネット証券一択
結論から言います。口座開設はネット証券一択です。
なぜなら、投資信託報酬(手数料)が圧倒的に低いからです。この手数料がほんの少し違うだけで、何十年後かには数百万円以上の差になって跳ね返ってきます。
銀行や対面の証券窓口に行くと、手数料の高い商品を勧められる可能性が極めて高いため、絶対に避けるべきです。ネット証券の有力候補は、使いやすさやポイント還元を考慮すると**「楽天証券」か「SBI証券」**。ご自身の生活圏(経済圏)に合わせて選び、口座開設から入金自動化までをサクッと進めてしまいましょう。
(やり方はネット検索、YouTube、あるいはAIに聞けばすぐに分かります)
② 長期保有:他人の数字に惑わされるな
特定の株式を何十年と保有し続けることで、複利の力が雪だるま式に働き、資産は爆発的に増えていきます。
「短期的ではなく、徹底的に長期的」。これが絶対の鉄則です。
市場が暴落したときに恐怖で売ってしまう「狼狽売り(ろうばいうり)」だけは絶対にやってはいけません。自分が精神的に安定していられる銘柄を選ぶことが大切です。
また、SNSを見ていると他人の投資額やポートフォリオ(資産配分)が気になるかもしれませんが、そんなものは参考程度でいいのです。自分の給料、生活、そして将来設計を見据えた、自分だけの身の丈に合った投資額を設定しましょう。
目的と手段を見失うな。一番大切なのは「あなたが幸せになること」
新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」があり、年間最大360万円、生涯で1,800万円まで非課税で積立が可能です。最短5年で満額(月30万円投資)を埋めれば、あとは放置するだけで複利の力が勝手にお金を生み出し続けてくれます。
ただ、月30万円を投資に回せる人はごく少数ですし、ここで最も大切な大前提があります。それは、万が一のための**「生活防衛資金(現金)」を必ず確保してから投資をする**ということです。
投資に回しすぎて今の生活が苦しくなるのは本末転倒です。世間では**「NISA貧乏」**という言葉もありますが、若い世代が「今」という二度と戻らない貴重な時間を大切にせず、使えるお金のほとんどを投資に回してしまうことには、僕は強い違和感を覚えます。
お金はあくまで「手段」であり、目的ではありません。
お金を貯めること自体が目的になってしまっては、本当の幸せは感じられないのではないでしょうか。
僕は、インフレへの対抗や将来への備え、そして**「自分が本当に欲しいもの、必要なもの」のために手段としてお金を使いたい**と考えています。単に通帳の数字が増えれば良いわけではないのです。
これはビジネスや人生も同じです。会社で出世したり、地位を高めて大金を稼いだとしても、自分や家族、周りの大切な人が幸せでなければ何の意味もありません。
目的と手段を見失わず、ずっと続く本物の幸せを手にしましょう。
③ リスク分散:シンプルイズベスト
人間は欲深い生き物なので、リスクが高くても大きなリターンを追い求めがちです。しかし、暴落時に耐えられる精神力がなければ、長期保有は不可能です。だからこそ、途中で挫折しないために「リスク分散」が不可欠になります。
元本割れのリスクはゼロではありませんが、長期で正しく運用できれば、過去の統計データ上、年平均利回り5%以上を狙うことは十分に可能です。
具体的に僕がおすすめする、低コスト(eMAXIS Slimシリーズ)の代表的な選択肢は以下の通りです。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー/通称:オルカン)
これ1本で日本を含む世界中の株式に丸ごと分散投資できる、究極のリスク分散銘柄です(米国約6割、他国約4割)。米国が低迷しても他国がカバーしてくれるため、爆発力はなくても最も安定して長期保有できます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
米国のエリート企業500社に100%投資する銘柄です。オルカンよりはリスクを伴いますが、過去の長期データでは、一時的な下落を何度も乗り越え、力強く右肩上がりに成長し続けています。「今後も米国一強が続く」と信じるなら、最高の選択肢です。
さらにリスクを取ってリターンを狙うなら(NASDAQ100、FANG+など)
オルカンやS&P500に比べて値動き(ボラティリティ)が非常に大きく、暴落時に耐えられるメンタルが必要ですが、過去データからのリターンは極めて大きいため、ポートフォリオのアクセントとして組み込むのも手です。
ポートフォリオはシンプルが一番です。
生活防衛資金をしっかりと確保し、**「今を大切に生きること」**を絶対に忘れず、自分が精神的に安心して眠れる投資を続けていきましょう。
最後に:一緒に資産形成をやり切ろう
NISAをこれから始めようと思っている方も、すでに始めている方も、今一度、自分のライフスタイルとお金の見直しをしてみてください。そして、そこから生まれた本当の「余剰金」を、未来への投資へ繋げていっていただければ嬉しいです。
NISA投資に関しては、僕もまだまだ若輩者です。
でもだからこそ、目先の数字に惑わされず、目的を見失わずに、僕と一緒に本物の資産形成をやり切りましょう!
(次回インプット学習の編)


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